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1日で基本情報技術者試験をとってみる

「ITの基礎知識はあるけれど、試験用の勉強を一切していない状態で過去問を解いたら何点取れるのか?」という疑問から始まった実験。ノー勉での実力測定から、日曜日丸1日の集中対策を経て、水曜日のCBT本番試験で合格するまでの全記録です。

1. まずはノー勉で過去問を解いてみる

基本情報技術者試験(FE)は、科目A(旧午前試験相当:知識問題)と科目B(旧午後試験相当:アルゴリズム・プログラミング・セキュリティ)に分かれています。どちらも1,000点満点中600点以上を取れば合格となります。

まずは現状の地力を知るため、一切の事前学習なしで過去問道場の模擬試験を解いてみました。その結果がこちらです。

科目Aノー勉の成績レポート(正答率61.7% B-判定)
科目A(初回ノー勉):正答率61.7%(37/60問) B-判定
科目Bノー勉の成績レポート(正答率75.0%)
科目B(初回ノー勉):正答率75.0%(15/20問)

結果を見てみると、面白い傾向がはっきりと浮かび上がりました。

初回ノー勉テストの分析
  • 科目B(75.0%):データ構造及びアルゴリズムは 100%(7/7問正解)。普段からプログラミングや論理的思考に触れているため、擬似言語のトレースはノー勉でも十分に合格ラインを超えていました。
  • 科目A(61.7%):正答率61.7%でギリギリ合格ライン(60%)。開発技術(83.3%)や基礎理論(71.4%)は取れているものの、ネットワーク(0%〜25%)やハードウェア、セキュリティといった暗記系知識で大きく失点。

つまり、「科目Bは現時点の思考力でクリアできる。勝負の分かれ目は、科目Aの知識分野(ネットワーク、ハードウェア、セキュリティ規格、マネジメント用語など)をいかに短時間で補強できるか」という戦略が見えてきました。

2. 日曜日:1日だけの集中インプット

平日は仕事があるため、学習に充てられるまとまった時間は日曜日のみ。この1日をフルに使って、科目Aの穴を埋める作業に集中しました。

行った対策は非常にシンプルです:

  1. 過去問道場の分野別周回:間違えやすかった「ネットワーク」「セキュリティ」「システム構成要素」の過去問を徹底的に解き、頻出プロトコル(TCP/UDP, DNS, DHCP, TLSなど)や暗号化方式(公開鍵暗号, 共通鍵暗号, ハイブリッド暗号)の仕組みを図解で理解する。
  2. ストラテジ・マネジメントの用語整理:損益分岐点分析やアジャイル・ウォーターフォール開発、ITIL、SLAなどの定番用語を短時間で確認。
  3. 科目Bの総仕上げ:擬似言語の配列インデックス(1始まりか0始まりか)やループ終了条件でのケアレスミスを防ぐ手順だけを再確認。

3. 水曜日:CBT本番受験と結果

日曜日に対策を終え、中2日置いた水曜日(2026年9月23日)にテストセンターにてCBT方式で本番を受験しました。

試験終了直後、画面に表示されたスコアレポートがこちらです。

基本情報技術者試験のスコアレポート(科目A: 735点、科目B: 690点)
本番試験のスコアレポート(2026年9月23日受験)
本番試験結果

・科目A評価点:735点(合格基準 600点以上 / 1,000点)
・科目B評価点:690点(合格基準 600点以上 / 1,000点)
⇒ 両科目とも基準点をクリアし、合格!

初回ノー勉時に約617点相当だった科目Aが、日曜日の集中学習によって 735点 まで大きく伸び、余裕を持って安全圏に到達することができました。

4. 振り返りとアドバイス

今回「1日集中」で基本情報技術者試験に合格してみて実感したのは、「初手にノー勉で模試を解いて、自分の弱点と強みを数値化すること」の重要性です。

最初から分厚い参考書を1ページ目から読もうとすると膨大な時間がかかりますが、自分の得意分野(今回の場合は科目Bのアルゴリズム)と苦手分野(科目Aの暗記知識)が最初から分かっていれば、時間をかけるべき場所に全リソースを集中投下できます。

短期間で資格取得を目指す方にとって、ひとつの参考になれば幸いです。

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