1. まずはノー勉で過去問を解いてみる
基本情報技術者試験(FE)は、科目A(旧午前試験相当:知識問題)と科目B(旧午後試験相当:アルゴリズム・プログラミング・セキュリティ)に分かれています。どちらも1,000点満点中600点以上を取れば合格となります。
まずは現状の地力を知るため、一切の事前学習なしで過去問道場の模擬試験を解いてみました。その結果がこちらです。
結果を見てみると、面白い傾向がはっきりと浮かび上がりました。
- 科目B(75.0%):データ構造及びアルゴリズムは 100%(7/7問正解)。普段からプログラミングや論理的思考に触れているため、擬似言語のトレースはノー勉でも十分に合格ラインを超えていました。
- 科目A(61.7%):正答率61.7%でギリギリ合格ライン(60%)。開発技術(83.3%)や基礎理論(71.4%)は取れているものの、ネットワーク(0%〜25%)やハードウェア、セキュリティといった暗記系知識で大きく失点。
つまり、「科目Bは現時点の思考力でクリアできる。勝負の分かれ目は、科目Aの知識分野(ネットワーク、ハードウェア、セキュリティ規格、マネジメント用語など)をいかに短時間で補強できるか」という戦略が見えてきました。
2. 日曜日:1日だけの集中インプット
平日は仕事があるため、学習に充てられるまとまった時間は日曜日のみ。この1日をフルに使って、科目Aの穴を埋める作業に集中しました。
行った対策は非常にシンプルです:
- 過去問道場の分野別周回:間違えやすかった「ネットワーク」「セキュリティ」「システム構成要素」の過去問を徹底的に解き、頻出プロトコル(TCP/UDP, DNS, DHCP, TLSなど)や暗号化方式(公開鍵暗号, 共通鍵暗号, ハイブリッド暗号)の仕組みを図解で理解する。
- ストラテジ・マネジメントの用語整理:損益分岐点分析やアジャイル・ウォーターフォール開発、ITIL、SLAなどの定番用語を短時間で確認。
- 科目Bの総仕上げ:擬似言語の配列インデックス(1始まりか0始まりか)やループ終了条件でのケアレスミスを防ぐ手順だけを再確認。
3. 水曜日:CBT本番受験と結果
日曜日に対策を終え、中2日置いた水曜日(2026年9月23日)にテストセンターにてCBT方式で本番を受験しました。
試験終了直後、画面に表示されたスコアレポートがこちらです。
・科目A評価点:735点(合格基準 600点以上 / 1,000点)
・科目B評価点:690点(合格基準 600点以上 / 1,000点)
⇒ 両科目とも基準点をクリアし、合格!
初回ノー勉時に約617点相当だった科目Aが、日曜日の集中学習によって 735点 まで大きく伸び、余裕を持って安全圏に到達することができました。
4. 振り返りとアドバイス
今回「1日集中」で基本情報技術者試験に合格してみて実感したのは、「初手にノー勉で模試を解いて、自分の弱点と強みを数値化すること」の重要性です。
最初から分厚い参考書を1ページ目から読もうとすると膨大な時間がかかりますが、自分の得意分野(今回の場合は科目Bのアルゴリズム)と苦手分野(科目Aの暗記知識)が最初から分かっていれば、時間をかけるべき場所に全リソースを集中投下できます。
短期間で資格取得を目指す方にとって、ひとつの参考になれば幸いです。